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香川県の補助金には、福井県と正反対の条件が入っています。
福井県は「J-クレジット制度への登録を行わないこと」。香川県は「県のJ-クレジット制度に入会すること」です。
かがわスマートグリーン・バンクへの入会が条件
補助金を申請できる方の要件の3つ目です。
補助対象設備を設置する住宅に、太陽光発電設備を設置している(補助金申請日の2年前の日より前に、太陽光発電設備を設置されている場合を除く。)又は設置する予定の場合は、J−クレジット制度に基づき県が運営・管理する「かがわスマートグリーン・バンク(太陽光発電)」に入会すること、又は入会していること
県が運営するJ-クレジットの枠組みに入ることが、補助の条件になっています。太陽光をこれから設置する場合も、すでにある場合も対象です。ただし申請日の2年前より前に設置していた住宅は除かれます。
さらに、国の制度の申請画面での選択肢まで指定されています。
環境省が実施するZEH支援事業の交付申請時、「Jクレジット化の意思表明」の「実施先」の項目において、「それ以外で実施」を選択していることをご確認ください。「J-グリーン・リンゲージ倶楽部にて実施するため、J-グリーン・リンゲージ倶楽部及び国への申請者に係る個人情報の提供を了承します」を選択した場合、「かがわスマートグリーン・バンク」への入会要件を満たしません。
国の申請でどちらを選ぶかで、県の補助が受けられるかどうかが決まります。順番を間違えると取り返しがつきません。
J-クレジットの扱いが県で逆になっている例は 福井県の記事 にまとめています。
予算が埋まっていく過程が公開されている
県のページの上部に、お知らせが日付順に並んでいます。ZEHの枠が埋まっていく過程が、そのまま残っています。
予算の状況を公表している県は他にもありますが、栃木県は「約60%」、奈良県は「約99%」という1時点の数字でした。香川県は経過そのものを4回に分けて出しています(→ 栃木県の記事)。
補欠という仕組みがあるのも特徴です。
ただし、補欠は30件を上限とし、補欠の件数が上限に到達したときは、予約の受付を終了します。
予算に達しても、取下げが出れば繰り上がる可能性がありました。その枠も8月3日16時に埋まっています。
補助金を使うには、まず見積もりから
補助金の対象になるかどうかは、設置する設備と工事の内容で決まります。まず見積もりを取らないと、いくら補助が出るかも確定しません。
広告。申し込みは各社の公式サイトで行われます。
財源によって、着工していいかが変わる
ここが読み違えやすいところです。
この補助金は、令和8年4月1日以降であれば、交付申請予約の前に補助対象設備の工事に着手した場合も補助の対象となります。
ただし、後日、補助金申請受付を開始予定の国の交付金を活用する自家消費型太陽光発電設備及び家庭用蓄電池については、交付申請予約前の工事着手は認められませんのでご注意ください。
県が単独で出す枠は、予約の前に工事を始めても対象になります。ところが国の交付金を使う枠は、予約前の着工が認められません。
同じ「かがわスマートハウス促進事業補助金」という名前でも、財源が違えばルールが違います。多くの県では交付決定前の着工が一律で対象外です(→ 補助金の申請はいつ何をするのか|交付決定の前に工事を始めると対象外)。
太陽光そのものへの補助はない
| 区分 | 補助金額 |
|---|---|
| ZEH | 20万円(子育て世帯、複数世代同居に該当する場合5万円を加算) |
| 蓄電池 | 補助対象経費の1/10(既存住宅への設置は上限10万円、新築ZEHへの設置は上限15万円、千円未満切り捨て) |
| V2H | 10万円 |
| 断熱改修(全体改修) | 20万円(補助対象経費が上限額未満の場合は補助対象経費の額)+子育て世帯・複数世代同居は5万円加算 |
| 断熱改修(部分改修) | 補助対象経費の1/2(上限5万円、千円未満切り捨て) |
対象は「ZEHの新築又は購入、蓄電池・V2Hの設置、高性能建材を用いた断熱改修」です。太陽光発電設備そのものへの補助はメニューにありません。太陽光は、ZEHの中身として、あるいはJ-クレジットの入会要件として登場します。
蓄電池の1/10という補助率は、東広島市と並んで低い水準です。蓄電池の容量表記の読み方は 家庭用蓄電池を選ぶ前に|容量・価格・補助金・消防の基準 にまとめています。
受付とその他の条件
- 【予約】令和8年5月11日〜令和9年2月26日【23時59分必着】(土日祝・年末年始を除く)
- 【申請】令和8年5月11日〜令和9年3月31日【17時必着】
- 交付申請は補助事業完了後3ヶ月以内に行うこと
- 県税(個人住民税を含む)の滞納がないこと
- 令和6年度及び7年度に県の補助金で高性能建材(窓及び玄関ドア)の断熱改修を行った住宅は、断熱改修の補助金を申請できない
予約と申請で締切の時刻が違います。予約は23時59分、申請は17時です。
香川県で進めるときの順番
ここから先は当サイトの整理で、公的な基準ではありません。
- 県のお知らせ欄で枠が開いているかを確認する。ZEHは令和8年8月3日に予約受付が終了している
- 「かがわスマートグリーン・バンク」の入会条件を先に読む。入会が前提になっている
- 国のZEH支援事業も使うなら、「Jクレジット化の意思表明」でどれを選ぶかを間違えない
- 使う枠が県単独か国の交付金かを確認する。着工していいタイミングが変わる
- 県税の納税状況を確認しておく
見積もりを取る前に決めておくことは 太陽光の見積もりを取る前に決めておくこと に、比べられる形で集める手順は 太陽光の見積もりガイド|比べられる見積もりの集め方 にまとめています。国の制度の現状は 太陽光・蓄電池の補助金は今どうなっている? にあります。
まとめ
- 県が運営する「かがわスマートグリーン・バンク(太陽光発電)」への入会が条件。福井県とは正反対
- 国のZEH支援事業で「Jクレジット化の意思表明」の選択を間違えると、入会要件を満たさなくなる
- ZEH枠は令和8年8月3日16時に予約受付が終了。予算到達の経過が4回に分けて公表されている
- 補欠は30件が上限。その枠も埋まった
- 県単独の枠は予約前の着工でも対象。国の交付金を使う枠は予約前の着工が不可
- ZEH20万円、蓄電池は補助対象経費の1/10、V2H10万円、断熱改修(全体)20万円
- 太陽光発電設備そのものへの補助はない
- 予約は23時59分必着、申請は17時必着と締切の時刻が違う
複数社の見積もりで総額を比べる
補助額は数万円から数十万円ですが、設備の見積もりは会社によって数十万円の差が出ることがあります。補助金を使う前提で、複数社の見積もりを比べてください。
広告。申し込みは各社の公式サイトで行われます。
香川県の条件が他県と比べてどうかは、47都道府県の補助金を全部調べたで横断して整理しています。
この記事の情報について
以下を2026年8月7日に香川県の公式サイトで直接確認したものです。引用は原文のままです。
- 香川県「令和8年度かがわスマートハウス促進事業補助金」(ページID 60974/公開日 2026年4月17日/最終のお知らせ 2026年8月3日)
確認していない範囲:
- 「かがわスマートグリーン・バンク(太陽光発電)」の入会条件・費用・義務。別ページにあります。入会が補助の前提なので、必ず確認してください
- 蓄電池・V2H・断熱改修の予約受付が継続しているか。終了が公表されたのはZEH枠です
- 国の交付金を活用する枠の受付開始時期
- 交付要綱・手続の手引の本文
- 「かがわ初期費用ゼロ太陽光讃々システム」の内容
- 市町の補助制度
「進めるときの順番」は当サイトの整理であり、県が示した手順ではありません。
制度は年度途中でも変わります。申し込む前に必ず最新の公式ページを確認してください。
この記事は公開情報を整理したものです。当サイトが実際に香川県で太陽光発電や蓄電池を設置した立場で書いたものではありません。
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