宮城県の太陽光・蓄電池補助金【令和8年度】抽選になるかは工事の引渡日で決まる

補助金公開 2026年8月8日
宮城県の太陽光・蓄電池補助金【令和8年度】抽選になるかは工事の引渡日で決まる

※本記事にはプロモーションが含まれます

宮城県の住宅向け補助金は、金額を見るだけならすぐ終わります。太陽光が3万円/件、蓄電池が4万円/件。kWでもkWhでもなく、1件いくらの定額です。手間がかかるのは金額ではなく、いつ申し込めるかのほうです。受付は年に3回しか開かず、しかも自分がどの回に出るかは、工事が終わった日で自動的に決まります。

引渡が終わった日が、応募する回を決める

令和8年度の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」は、設備の引渡等が済んだ時期で募集回が分かれています。

一次募集の対象:令和7年12月1日から令和8年5月31日に受給契約・設置・引渡等
二次募集の対象:令和8年6月1日から令和8年9月30日に受給契約・設置・引渡等
三次募集の対象:令和8年10月1日から令和8年11月30日に受給契約・設置・引渡等

そのうえで、申し込みを受け付ける期間は別に決まっています。

一次募集:令和8年5月25日(月曜日)から令和8年6月5日(金曜日)まで
二次募集:令和8年9月28日(月曜日)から令和8年10月9日(金曜日)まで
三次募集:令和8年11月24日(火曜日)から令和8年12月4日(金曜日)まで

どれも11日か12日です。1年のうち、申し込める日は合わせて1か月もありません。工事が9月末に終われば二次募集、10月に入れば三次募集で、自分では選べません。

今、申し込めるか

2026年8月13日時点では、どの回も受付期間の外です。一次募集は6月5日で閉じ、二次募集は9月28日に開きます。

引渡等が済んだ(済む)日 出す回 次に申し込める日
令和8年5月31日まで 一次募集 もう出せません(6月5日に終了)
令和8年6月1日〜9月30日 二次募集 令和8年9月28日〜10月9日
令和8年10月1日〜11月30日 三次募集 令和8年11月24日〜12月4日

引渡が5月31日までに済んでいて一次募集に出していない場合、令和8年度の枠はありません。この点について県が救済を案内しているかは確認していません。県に直接確認してください。

宮城県:引渡が済んだ日で、出せる募集回が決まる 引渡等が済んだ期間 申し込みを受け付ける期間 令和7年12月1日 〜 令和8年5月31日 一次募集 令和8年5月25日 〜 6月5日(12日間) 令和8年6月1日 〜 9月30日 二次募集 令和8年9月28日 〜 10月9日(12日間) 令和8年10月1日 〜 11月30日 三次募集 令和8年11月24日 〜 12月4日(11日間) 引渡が9月30日か10月1日かで、出す回も、抽選になるかどうかも変わる

受付期間の中では、早く出しても順番は付かない

先着ではありません。県が公募要領に書いている受付方法はこうです。

受付期間を3回程度に分け、申請金額の合計が受付期間ごとに定められた予算を超えた場合には、期間内に申請のあった上記6(固体酸化物形燃料電池(SOFC)を活用に限る)及び7を除く全件を対象に抽選を実施し、順位を決定した上で審査を実施する。

初日に出しても最終日に出しても扱いは同じで、超えたらその回の全件が抽選にかかります。抽選の対象から外れるのはSOFCと地中熱ヒートポンプだけで、太陽光も蓄電池もV2Hも対象です。何を基準日と呼ぶかも定義されています。

※2 基準日とは,補助対象設備の引き渡し等が完了した日をいう。

そして宮城県は、過去6年分の募集回ごとの予算と、抽選が実施されたかどうかを表にして公開しています。

年度 1次募集 2次募集 3次募集 合計予算
令和2年度 1億1,152万円/未実施 6,800万円/実施 4,624万円/実施 2億7,200万円(4次含む)
令和3年度 1億836万円/未実施 8,514万円/実施 6,450万円/実施 2億5,800万円
令和4年度 9,928万円/未実施 9,339万円/実施 1億1,161万円/実施 3億429万円
令和5年度 1億4,762万円/未実施 9,831万円/実施 4,930万円/実施 2億9,525万円
令和6年度 1億1,162万円/実施 1億2,043万円/実施 6,168万円/実施 2億9,374万円
令和7年度 1億7,645万円/未実施 1億3,468万円/未実施 6,987万円/未実施 3億8,100万円

並べると傾向がはっきりします。6年間で1次募集が抽選になったのは令和6年度の1度だけで、2次と3次は令和6年度までほぼ毎回抽選です。予算が3億8,100万円に増えた令和7年度は、3回とも抽選なしで済んでいます。抽選のある県での身の振り方は 群馬県の記事、先着と抽選が混ざる型は 栃木県の記事 にまとめています。

令和8年度の補助予定額も381,000千円で、令和7年度と同じ水準です。ただし回ごとの配分は年度によって動くので、去年の結果がそのまま当てはまるとは限りません(当サイトの整理です)。予算切れの見分け方は 補助金の予算はいつなくなるのか にあります。

補助金を使うには、まず見積もりから

補助金の対象になるかどうかは、設置する設備と工事の内容で決まります。まず見積もりを取らないと、いくら補助が出るかも確定しません。

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窓口が県ではない理由

申請先は県庁ではなく、一般財団法人宮城県建築住宅センターです。これは委託ではなく、補助金の形そのものが二段構えになっているためです。

令和8年度は、これらの補助金の受付・審査・支払い等を行う団体(補助事業者)に対して補助を行い、県民の方に間接的に補助を行います。本公募は、この補助事業者を広く公募するものです。

県が補助するのは県民ではなく団体で、その団体が県民に配る。公募要領では、この形を間接補助形式と呼んでいます。公募の条件も公開されています。

(1)採択予定件数:1件
(2)補助率・補助予定額 補助率:定額補助(10/10以内) 補助予定額:381,000千円 (うち事務費:上限34,000千円)

3億8,100万円のうち、事務費の上限が3,400万円。窓口を回すための費用がいくらまでかを県が数字で示しています。応募資格には「宮城県内に拠点を有していること」と「宮城県の県税を滞納していないこと」が並び、県外の全国組織がそのまま入れる作りにはなっていません。

公募のタイミングも独特です。

なお、本公募は、令和8年度当初予算成立後速やかに事業を開始できるようにするため、予算成立前に募集の手続きを行うものです。

予算が通る前に窓口を決めておく。年度が始まってすぐ動けるようにするための段取りです。

金額は定額。何件配るかも先に決まっている

補助額は設備ごとの定額で、財源はみやぎ環境税だと県が明記しています。公募要領の別紙には、金額だけでなく予定件数まで載っています。

設備等 補助額 予定件数
太陽光発電システム(蓄エネ設備併設タイプ) 3万円/件 900 件
蓄電池 4万円/件 1,800 件
V2H(住宅用外部給電機器) 4万円/件 36 件
みやぎゼロエネルギー住宅 25万円/件 350 件
既存住宅省エネルギー改修 2千円〜9万円/箇所 2,200 件
エネファーム 3万円/件(SOFCは16万円/件) —
地中熱ヒートポンプシステム 対象経費の1/5(上限50万円) 1 件

太陽光の900件に対して、蓄電池が1,800件。県が見込んでいる件数は蓄電池のほうが多く、V2Hは36件しかありません。太陽光の欄に付いている「蓄エネ設備併設タイプ」という条件とあわせて読むと、太陽光を単体では扱わない設計だとわかります(当サイトの整理です)。容量の数え方や併設の考え方は 家庭用蓄電池を選ぶ前に|容量・価格・補助金・消防の基準 にまとめています。

県はもうひとつ、共同購入という入口も持っています。県・仙台市とアイチューザー株式会社の協定に基づく「みんなのおうちに太陽光」で、事務局の電話番号は0120-723-100。千葉県や北海道など他の道府県の共同購入と同じ番号です。

宮城で進めるときの順番

ここから先は当サイトの整理で、公的な基準ではありません。

  1. 先に工事の引渡予定日を確かめる。その日でどの募集回に出るかが決まる
  2. その回の受付期間を手帳に入れる。開いているのは11日か12日しかない
  3. 2次・3次に当たりそうなら、過去6年で抽選が続いている回だと知ったうえで資金計画を組む
  4. 太陽光だけの見積もりにしない。蓄エネ設備の併設が前提のメニューになっている
  5. 申請先は県ではなく宮城県建築住宅センター。詳細要件はセンター側のページで確認する
  6. 市町村の制度と国の制度も別に調べる。県のページから一覧に飛べる

見積もりを取る前に決めておくことは 太陽光の見積もりを取る前に決めておくこと、比べられる形で集める手順は 太陽光の見積もりガイド|比べられる見積もりの集め方 にあります。費用の相場は 太陽光発電の費用ガイド|内訳・相場・回収年数、全国の制度の地図は 太陽光発電の補助金一覧|国・都道府県・市区町村 にまとめています。

→ 宮城県「令和8年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金について」

まとめ

  • 太陽光は3万円/件、蓄電池は4万円/件の定額。kW比例ではない
  • 太陽光は蓄エネ設備併設タイプが条件。単体のメニューがない
  • 引渡が済んだ日で、出せる募集回が自動的に決まる
  • 受付は年3回、いずれも11〜12日間だけ
  • 先着ではない。予算を超えたらその回の全件が抽選
  • 過去6年で1次募集が抽選になったのは令和6年度の1度だけ
  • 令和7年度は予算3億8,100万円で3回とも抽選なし
  • 県は県民に直接払わない。公募で選んだ1団体を通す間接補助
  • 窓口は一般財団法人宮城県建築住宅センター。事務費の上限は3,400万円
  • 予定件数は蓄電池1,800件、太陽光900件、V2Hは36件

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補助額は数万円から数十万円ですが、設備の見積もりは会社によって数十万円の差が出ることがあります。補助金を使う前提で、複数社の見積もりを比べてください。

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宮城県の条件が他県と比べてどうかは、47都道府県の補助金を全部調べたで横断して整理しています。

この記事の情報について

以下を2026年8月8日に宮城県の公式サイトで直接確認したものです。引用は原文のままです。

確認していない範囲:

  • 宮城県建築住宅センターのサイトにある詳細要件。対象製品・添付書類・国や市町村の制度との併用可否はそちらにあります
  • 令和8年度の一次募集(令和8年5月25日〜6月5日)で抽選が実施されたかどうか
  • 令和8年度の募集回ごとの予算配分額
  • 県が案内している市町村補助金一覧の中身。県ページ上の表記は令和7年度版です
  • みやぎ環境税の税率と税収規模

表の金額は、公募要領に円単位で書かれた数字を万円単位に直したものです。四捨五入はしていません。

「宮城で進めるときの順番」は当サイトの整理であり、県が示した手順ではありません。

制度は年度途中でも変わります。申し込む前に必ず最新の公式ページを確認してください。

この記事は公開情報を整理したものです。当サイトが実際に宮城県で太陽光発電や蓄電池を設置した立場で書いたものではありません。