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日本で出荷された太陽電池モジュールの量は、2015年度の7,805MWをピークに減り続け、2024年度には3,806MWまで落ちました。ピークの半分以下です。
ただし2025年度は4,054MWで、10年ぶりに増加に転じています。
太陽光発電協会(JPEA)が公表している月次の出荷速報から、当サイトで年度ごとに集計しました。
年度別の出荷量
| 年度 | 出荷量 | 前年度比 |
|---|---|---|
| 2015年度 | 7,805 MW | — |
| 2016年度 | 6,420 MW | −17.7% |
| 2017年度 | 5,760 MW | −10.3% |
| 2018年度 | 5,909 MW | +2.6% |
| 2019年度 | 6,389 MW | +8.1% |
| 2020年度 | 5,377 MW | −15.8% |
| 2021年度 | 5,103 MW | −5.1% |
| 2022年度 | 5,071 MW | −0.6% |
| 2023年度 | 4,502 MW | −11.2% |
| 2024年度 | 3,806 MW | −15.5% |
| 2025年度 | 4,054 MW | +6.5% |
2015年度と2025年度を比べると48.1%減、約1.93分の1です。
一本調子で減ってきたわけではない
グラフを見ると分かりますが、途中で増えた年度が3回あります。
- 2018年度 +2.6%
- 2019年度 +8.1%
- 2025年度 +6.5%
特に2019年度は6,389MWまで戻し、2017年度を上回っています。
ここから先は当サイトの整理です。この資料には増減の理由が書かれていません。制度の変更、価格の動き、災害の影響など、複数の要因が考えられますが、この統計だけでは特定できません。
2024年度が底だった
直近10年で最も少なかったのが2024年度の3,806MWです。翌2025年度は4,054MWで、+6.5%の増加となりました。
増加は2019年度以来6年ぶりです。ただし、これが反転の始まりなのか、一時的な戻りなのかはこの統計だけでは判断できません。
出荷は年度末に寄る
月別に見ると、3月の出荷が他の月より多くなります。
| 年 | 3月の出荷量 | その年の他の月の中央値 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2015年 | 1,240 MW | 606 MW | 2.05倍 |
| 2020年 | 684 MW | 443 MW | 1.55倍 |
| 2025年 | 346 MW | 324 MW | 1.07倍 |
| 2026年 | 481 MW | 279 MW | 1.73倍 |
ただし、四半期でならすと極端な偏りではありません。1〜3月が年度全体に占める比率は次のとおりです。
- 2016年度 30.3%(最も高い)
- 2020年度 22.4%(最も低い)
- 2025年度 25.6%
4つの四半期が均等なら25%です。近年は24〜25%で、ほぼ均等に近づいています。年度末の駆け込みは、以前ほど極端ではなくなっているように見えます。
この月次統計は2026年3月で終了した
JPEAの出荷統計のページには、次のように書かれています。
太陽電池モジュールの月次出荷速報(2014年10月度より実施・2026年3月度で終了)
11年半続いた月次の速報は、2026年3月分をもって終了しました。終了の理由は、この資料には書かれていません。
ただし四半期ごとの出荷統計は継続しています。こちらは2002年度から公表されており、月次より長い期間をたどれます。今後の推移はそちらで確認することになります。
この数字が何を表しているか
ここから先は当サイトの整理です。読むときの注意点を挙げます。
| この統計が示すもの | 示さないもの |
|---|---|
| 日本国内に出荷されたモジュールの量 | 実際に設置された量 |
| 住宅用・事業用を合計した数字 | 住宅用だけの動向 |
| 出力(MW)で見た規模 | 設置件数、金額 |
出荷量と設置量は別です。出荷されても在庫として滞留する分、設置までに時間差が生じる分があります。また、住宅用と事業用が合算されているため、この数字から「住宅への設置が半分になった」とは言えません。
住宅用の費用や売電価格の動きは太陽光発電の費用はいくらか、売電価格2026年度で扱っています。
同じ「出荷」の統計は蓄電池にもあります。こちらは2025年度に初めて台数が前年を下回りました(蓄電池の出荷台数と平均容量)。
まとめ
- 日本の太陽電池モジュール出荷量は2015年度の7,805MWがピーク
- 2024年度は3,806MWで直近10年の底。ピーク比48.1%減
- 2025年度は4,054MW(+6.5%)で、6年ぶりに増加に転じた
- 一本調子の減少ではなく、2018・2019・2025年度は増えている
- 3月の出荷は他の月より多いが、四半期でならすと24〜25%でほぼ均等
- 月次速報は2026年3月度で終了。四半期統計は継続
- この統計は出荷量であって設置量ではない。住宅用と事業用の合算
設置を検討しているなら見積もりから
出荷量の増減は市場全体の話です。自分の家にいくらかかるかは、現地を見た会社でないと出せません。
広告。申し込みは各社の公式サイトで行われます。
この記事の情報について
以下を2026年8月12日に確認したものです。
- 太陽光発電協会「出荷統計」(太陽電池モジュールの月次出荷速報。2014年10月度〜2026年3月度)
- 同「日本における太陽電池の出荷量」2025年度第4四半期
- 経済産業省 調達価格等算定委員会(費用・売電価格の水準)
年度別の集計とグラフは、当サイトが月次速報の数値を合算したものです。JPEAが年度計として公表した数値ではありません。年度は4月〜翌3月で計算しています。
確認していない範囲です。ここが重要です。
- 出荷量が増減した理由は、この資料に書かれていません。当サイトでも推測は書いていません
- 月次速報が終了した理由も書かれていません
- この統計はJPEAが会員企業から集計したものです。国内に流通するすべてのモジュールを網羅しているかは確認していません
- 住宅用と事業用の内訳、都道府県別の内訳は、月次速報からは分かりません
- 設置件数、金額ベースの市場規模は扱っていません
- 2026年度の数値は、この記事の時点では1〜3月分(2026年1〜3月=2025年度第4四半期)までです
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