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住宅用太陽光が付いている住宅は、全国で3,739,032件。世帯数で割ると6.1%です。
都道府県別では1位の佐賀県が12.2%、最下位の北海道が1.9%で、6.3倍の開きがあります。東京都は件数では3位ですが、普及率では46位です。
資源エネルギー庁のFIT情報公表サイトと、総務省の住民基本台帳から当サイトで計算しました。データは2025年12月末時点です。
全国の設置件数
| 区分 | 件数 | 出力 |
|---|---|---|
| 住宅用(10kW未満)新規認定分 | 2,542,603件 | 1,256.3万kW |
| 同 移行認定分 | 1,196,429件 | 472.4万kW |
| 住宅用 合計 | 3,739,032件 | 1,728.7万kW |
| 非住宅(10kW以上) | 714,049件 | 6,009.0万kW |
ここで注目したいのが、件数と出力の関係です。ここから先は当サイトの整理です。
| 件数の割合 | 出力の割合 | |
|---|---|---|
| 住宅用 | 84.0% | 22.3% |
| 非住宅 | 16.0% | 77.7% |
件数では住宅用が8割以上を占めますが、出力では2割強です。1件あたりの規模が大きく違うためです。住宅用の平均は1件あたり約4.6kWになります(当サイトの計算)。
「移行認定分」とは
表にある「移行認定分」は、FIT制度が始まる2012年より前から発電していた設備です。太陽光の余剰電力買取制度(2009年開始)の対象だったものが、FIT制度に移行しています。
住宅用の119.6万件がこれにあたります。設置から15年以上が経っている設備群ということになります。
都道府県別の普及率
設置件数を世帯数で割った値です。全国平均は6.1%でした。
ランキング
| 順位 | 都道府県 | 普及率 | 設置件数 | 世帯数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 佐賀県 | 12.2% | 42,606件 | 348,764 |
| 2 | 長野県 | 12.1% | 109,002件 | 903,498 |
| 3 | 熊本県 | 10.8% | 88,015件 | 817,122 |
| 4 | 山梨県 | 10.7% | 40,520件 | 377,101 |
| 5 | 栃木県 | 10.6% | 93,143件 | 875,685 |
| 6 | 静岡県 | 10.4% | 172,681件 | 1,655,220 |
| 7 | 群馬県 | 10.4% | 92,637件 | 890,162 |
| 8 | 滋賀県 | 10.4% | 64,880件 | 623,703 |
| 9 | 宮崎県 | 10.4% | 55,491件 | 534,102 |
| 10 | 岡山県 | 10.0% | 87,291件 | 873,733 |
| 11 | 岐阜県 | 9.8% | 84,118件 | 860,512 |
| 12 | 三重県 | 9.5% | 78,006件 | 821,382 |
| 13 | 茨城県 | 9.4% | 124,662件 | 1,327,389 |
| 14 | 山口県 | 9.0% | 59,052件 | 657,945 |
| 15 | 大分県 | 8.9% | 49,241件 | 550,807 |
| 16 | 福島県 | 8.9% | 71,556件 | 800,927 |
| 17 | 香川県 | 8.9% | 40,071件 | 452,423 |
| 18 | 愛知県 | 8.5% | 295,796件 | 3,499,090 |
| 19 | 鹿児島県 | 8.3% | 67,591件 | 813,191 |
| 20 | 愛媛県 | 8.1% | 53,576件 | 657,422 |
| 21 | 和歌山県 | 8.0% | 35,678件 | 443,306 |
| 22 | 徳島県 | 7.8% | 26,328件 | 338,987 |
| 23 | 奈良県 | 7.8% | 47,535件 | 613,342 |
| 24 | 広島県 | 7.7% | 103,716件 | 1,345,070 |
| 25 | 宮城県 | 7.7% | 80,765件 | 1,052,122 |
| 26 | 長崎県 | 7.7% | 48,648件 | 634,937 |
| 27 | 岩手県 | 7.3% | 39,143件 | 534,966 |
| 28 | 鳥取県 | 7.3% | 17,502件 | 241,254 |
| 29 | 高知県 | 6.9% | 23,870件 | 347,128 |
| 30 | 島根県 | 6.8% | 19,908件 | 293,821 |
| 31 | 福岡県 | 6.4% | 164,933件 | 2,571,378 |
| 32 | 埼玉県 | 6.1% | 217,767件 | 3,555,029 |
| 33 | 兵庫県 | 5.9% | 154,619件 | 2,630,792 |
| 34 | 千葉県 | 5.5% | 171,996件 | 3,102,148 |
| 35 | 福井県 | 5.4% | 16,432件 | 306,635 |
| 36 | 山形県 | 4.9% | 20,507件 | 422,458 |
| 37 | 京都府 | 4.8% | 60,683件 | 1,262,791 |
| 38 | 富山県 | 4.7% | 20,451件 | 436,122 |
| 39 | 石川県 | 4.1% | 20,534件 | 501,139 |
| 40 | 沖縄県 | 3.9% | 27,777件 | 713,483 |
| 41 | 神奈川県 | 3.9% | 177,583件 | 4,604,332 |
| 42 | 大阪府 | 3.6% | 162,545件 | 4,565,594 |
| 43 | 青森県 | 3.0% | 18,008件 | 592,182 |
| 44 | 新潟県 | 2.8% | 26,095件 | 920,725 |
| 45 | 秋田県 | 2.6% | 11,108件 | 423,081 |
| 46 | 東京都 | 2.6% | 200,827件 | 7,682,155 |
| 47 | 北海道 | 1.9% | 54,139件 | 2,812,839 |
読み取れること
ここから先は当サイトの整理です。
東京都は件数3位、普及率46位
東京都の設置件数は200,827件で、愛知・埼玉に次ぐ全国3位です。しかし世帯数が768万世帯と圧倒的に多いため、普及率は2.6%で46位になります。
同じ現象は大阪府(件数8位・普及率44位)や神奈川県(件数4位・普及率39位)でも起きています。集合住宅の比率が高い地域では、世帯数あたりの普及率は上がりにくいと考えられます。
ただしこの統計には世帯の住居形態が含まれていないため、当サイトでは検証できていません。
日照だけでは説明できない
上位に日照時間の長い地域が並ぶかと思うと、そうでもありません。
| 順位 | 都道府県 | 普及率 |
|---|---|---|
| 1 | 佐賀県 | 12.2% |
| 2 | 長野県 | 12.1% |
| 3 | 熊本県 | 10.8% |
| 4 | 山梨県 | 10.7% |
長野県が2位です。積雪のある地域ですが、普及率は全国2位でした。一方で新潟県は44位、北海道は47位です。「雪が降るから普及しない」とは言い切れません。
屋根の向きや日照が発電量に与える影響は屋根の向きと発電量で扱っています。地域ごとの日射量は発電量シミュレーションをご覧ください。
補助金との関係は、この統計では分からない
当サイトは47都道府県の補助金制度を個別に調べていますが、補助金の手厚さと普及率の関係は、この統計だけでは判断できません。
制度は年度ごとに変わり、市町村独自の制度もあります。累積の設置件数は過去10年以上の積み重ねなので、現在の制度と対応させることに無理があります。当サイトでは相関を主張しません。
まとめ
- 住宅用太陽光は全国で3,739,032件・1,728.7万kW(2025年12月末時点)
- 世帯数で割ると全国平均6.1%
- 1位は佐賀県12.2%、最下位は北海道1.9%。6.3倍の開き
- 東京都は件数3位だが普及率46位。大阪・神奈川も同じ傾向
- 長野県が普及率2位。積雪地域でも普及している
- 件数では住宅用が84%を占めるが、出力では22%
- 住宅用のうち119.6万件はFIT前からの設備(移行認定分)
自分の地域で見積もりを取る
普及率は地域差が大きく、施工できる会社の数も違います。住んでいる地域に対応している会社を確認してください。
広告。申し込みは各社の公式サイトで行われます。
この記事の情報について
以下を2026年8月13日に確認したものです。
- 資源エネルギー庁「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法 情報公表用ウェブサイト」(2025年12月末時点。2026年6月4日更新)— 都道府県別の導入件数・容量は同サイトの「A表 都道府県別認定・導入量」から取得
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和7年1月1日現在)」— 世帯数
普及率は当サイトが2つの資料を組み合わせて計算したものです。どちらの機関も公表していない数値です。
確認していない範囲です。ここが重要です。
- 時点が揃っていません。太陽光は2025年12月末時点、世帯数は2025年1月1日時点です。約1年のずれがあります
- 「1世帯=1住宅」ではありません。集合住宅では複数世帯が1棟に住み、空き家は世帯数に含まれません。したがってこの割合は「太陽光が付いている住宅の割合」ではなく、あくまで世帯数を分母にした指標です
- FIT制度を使っていない設備は含まれていません。自家消費専用やPPA・リースの一部など、買取制度を経由しない設備は統計に出ません
- 設置後に撤去された設備が数字から除かれているかは確認していません
- 普及率の地域差の原因(住居形態、日照、補助金、住宅事情など)について、当サイトでは検証していません。記事中の指摘は可能性の提示にとどまります
- 1件あたり約4.6kWは、住宅用の合計出力を件数で割った当サイトの計算です
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