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「屋根に穴を開けるから雨漏りするのでは」。設置をためらう理由として、費用と並んでよく挙がります。
結論から書くと、穴を開ける工法と開けない工法があり、リスクは工法と屋根材の組み合わせで変わります。
工法は大きく2種類
| 貫通工法 | 非貫通工法(キャッチ工法) | |
|---|---|---|
| 屋根への穴 | 開ける | 開けない |
| 固定方法 | 屋根材を貫通してビスで固定 | 金属屋根のハゼ(折り目)を掴む |
| 対応する屋根材 | スレート、瓦など幅広い | 金属屋根に限られる |
| 雨漏りのリスク | 防水処理の品質による | 穴を開けないぶん低い |
ここから先は当サイトの整理です。「穴を開けない工法があるなら、そちらにすればいい」という単純な話ではありません。非貫通工法が使えるのは金属屋根に限られます。スレートや瓦の屋根では選べません。
穴を開けること自体が問題ではない
貫通工法でも、適切に防水処理をすれば雨漏りは起きません。逆に言えば、問題が起きるのは施工の品質が原因です。
太陽光発電協会(JPEA)は施工に関するガイドラインを公表しています。国土交通省も住宅の瑕疵担保に関する資料で、屋根まわりの防水について基準を示しています。
当サイトが確認した範囲では、「太陽光を設置すると雨漏りする」という公的な結論はありません。あるのは施工基準であり、それを守れば防げるという前提で制度が組まれています。
工法を確認できる見積もりを取る
見積書に工法(貫通・非貫通)と屋根材が書かれているか、防水の保証があるかを確認してください。複数社に聞くと差が出ます。
広告。申し込みは各社の公式サイトで行われます。
雨漏りが起きたとき、誰が直すのか
実務上、ここが最も重要です。
太陽光の保証は3種類あります。機器保証(メーカー)、出力保証(メーカー)、施工保証(工事した会社)です。雨漏りは施工に起因するため、施工保証の範囲になります。
問題は、施工保証が工事した会社が存続していることを前提にしている点です。詳しくは太陽光の保証は3種類あるで解説しています。
ここから先は当サイトの整理です。契約前に確認すべきことは3つです。
- 施工保証の期間と、雨漏りが対象に含まれるか
- 会社が廃業した場合の保証の引き継ぎがあるか
- 住宅の既存の保証(新築時の瑕疵担保など)に影響しないか
3番目は見落とされがちです。新築から10年以内の住宅では、屋根に手を入れることで既存の保証条件が変わる可能性があります。ハウスメーカーに確認してから進めるのが安全です。
屋根の状態が先に問題になることもある
築年数が古い場合、雨漏りのリスク以前に屋根そのものの改修が先に必要になることがあります。
パネルの寿命は20年以上とされる一方、屋根材の寿命はそれより短い場合があります。パネルを載せた後で屋根を葺き替えると、パネルの脱着費用が別にかかります。
屋根が載せられる状態かどうかは太陽光は自分の屋根に載るかで確認できます。
見積書で確認すること
- 工法(貫通か非貫通か)が明記されているか
- 屋根材が正しく記載されているか
- 防水処理の内容が書かれているか(「一式」で済まされていないか)
- 施工保証の期間と範囲
- 屋根の現地調査を行ったうえでの見積もりか
なお、後付けのパネル設置に建築確認申請が要るかどうかは太陽光の後付けに確認申請は要らないで扱っています。
見積書の読み方は見積書はどこを見るかにまとめています。
まとめ
- 工法は貫通と非貫通の2種類。非貫通は金属屋根に限られる
- 穴を開けること自体が問題ではなく、防水処理の品質が問題
- 「太陽光で雨漏りする」という公的な結論は確認できなかった。あるのは施工基準
- 雨漏りは施工保証の範囲。会社が存続していることが前提
- 新築10年以内は、既存の保証への影響をハウスメーカーに確認する
- 築年数によっては屋根の改修が先。後から葺き替えるとパネル脱着費がかかる
この記事の情報について
以下を2026年8月12日に確認したものです。
確認していない範囲です。ここが重要です。
- 雨漏りの発生率に関する統計は確認していません。「どのくらいの割合で起きるか」はこの記事では書いていません
- 工法の分類(貫通・非貫通)は一般的な整理で、公的な定義を引用したものではありません
- 屋根材ごとの具体的な施工方法・追加費用は確認していません
- 新築10年以内の住宅で既存保証にどう影響するかは、ハウスメーカーや契約内容によって異なります。当サイトでは個別事例を確認していません
- 施工保証の一般的な期間・範囲は会社によって異なります
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